母めしとは?
「母めし」は、茶碗によそったご飯と味噌汁、そして日本の基本調味料で味付けしたおかずを、お箸でいただく食事スタイル。和食の調理法と、伝統的な調味料を基本とした、シンプルな味付け。旬の野菜を多用し、栄養バランスにも優れています。何より滋味深く、ホッとする懐かしいごはんです。
名前の「母」は「母なる大地」から。どなたが作っても「母めし」です。エネルギーいっぱいの食材たちが、今日を生きることを応援してくれている。そんな気持ちをこめています。
「母めし」の持つ魅力
四季折々の食材が持つ力
日本には四季折々の季節があります。その豊かで、厳しい自然を生き抜いてきた食材には、生命力があります。そして、なんといっても美味しい!「母めし」では、そんな旬の野菜を多く使います。肉や魚、卵といった良質な動物性タンパク質も使いますが、主役は野菜といってもいいほど。それでも、野菜の風味と、食材の組合せ方で満足感は十分。総合的に不足しやすいビタミンやミネラル、そして繊維質も補給しやすい献立となります。このように、自然と体にも家計にも優しい料理が作れるのも魅力です。


伝統的な調味料の力
雨が多く、湿度が高い日本では発酵調味料が多く作られてきました。つまり味噌や醤油、酒、酢、酒、みりんといったものです。加える順番のヒントとして、「さ(砂糖)、し(塩)、す(酢)、せ(醤油)、そ(味噌)」と呼ぶのも聞いたことがあるかもしれません。これら伝統的な調味料は、ただ味を調えるだけでなく、臭味を消して風味を加えてくれたり、味に奥行を与えるのが得意です。もちろん、日本の風土で育った食材とも相性抜群。例えば、つける、かける、といったシンプルな味わい方でも、十分に素材の味を引き出し、日々美味しく体を整えてくれます。

「いただきます」と「ごちそうさま」
日本では、食べる前に「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさまでした」と手をあわせる習慣があります。料理を作ってくれた人、食材を育てたり収穫してくれた人、そしてこの自然に、いただく命に想いを巡らせ、感謝する、素敵な食文化です。「母めし」では、この受け継がれる感謝の精神も、食事と一緒に大切に伝えていきたいと考えています。

母めし研究所の活動

レシピ本
【祝文庫化!】季節の献立 一汁三菜 旬の野菜でからだを整える母めし153品
「季節の献立 一汁三菜 -旬の野菜でからだを整える-」が、手のひらサイズに、ギュッとコンパクトになりました!
…
うちにある、いつもの野菜と調味料でつくれます。母めし食堂で人気だったメニューも満載。毎日の食卓のヒントにどうぞ。